不動産投資

不動産投資で融資を受けるためのおすすめ本!不動産投資融資戦略バイブル(半沢大家)

こんにちは、不動産投資家のサラリーマン役員(@h78310256)です。

今回は不動産投資で銀行融資を受ける時にすごく参考になる書籍の紹介をしたいと思います。ここまで詳しく銀行融資について解説している書籍はないと思うので、紹介させて頂きます。

半沢大家さん(@UCD04111)の銀行員だった大家が教える!不動産投資融資戦略バイブルです。

読んだ感想などを書いて行きたいと思いますので、参考になれば嬉しいです。すでに読んだ方もこのブログでこんなこと書いてたなっと思いだせる様な内容にしたいと思います。

半沢大家さんってどんな人?

今回紹介する不動産投資融資戦略バイブルの著者の半沢大家さんは元銀行員で、不動産投資を銀行勤務経験を元に金融業者に転職され、資産運用アドバイザーとして、サラリーマンを続けながら不動産投資されている方です。

また、銀行融資の内情についてまとめた本を出版することが目標だったそうです。この書籍を出版して目標がかなったと言うことですね!すばらしいです。

私も読ませて頂いて、ここまで融資の内情を書かれている書籍はないと思いますし、おすすめの書籍になります。

第1章「融資の必要性」を知る

第1章では融資の必要性を知ると言うタイトルで、「融資がもたらす効果」「なぜ融資戦略が必要か?」「プロパー融資の重要性」について、書かれております。

「融資がもたらす効果」

融資は不動産投資の多くは活用しております。私もその一人です。一番の効果はレバレッジ効果だと思います。しかし、その裏にはリスク等もあります。ここではそう言った事について詳しく解説してくれています。

「なぜ融資戦略が必要か?」

不動産投資では漠然と物件が欲しいと思っても、初心者ではなかなか購入できないし、買える人は限られてくる。ここでは買える人、とはどんな人なのか?買える人はどういった投資手法で不動産投資を行っているかを詳しく解説してくれています。

「プロパー融資の重要性」

銀行融資には2種類のローンがある。アパートローンとプロパーローンである。ここではアパートローンとプロパーローンの違いやメリット、デメリットを上げ重要性を詳しく解説してくれています。

第2章「銀行組織」を知る

第2章では銀行組織を知ると言うタイトルで、「銀行とはどんな組織か?」「銀行のビジネスモデル」「銀行員が考えていること」「銀行のノルマの実態」「銀行の組織形態による違い」について、書かれております。

「銀行とはどんな組織か?」

一言で銀行と言っても銀行の種類は様々あることはみなさんもご存じだと思います。ここでは銀行の種類、形態を詳しく解説してくれています。

「銀行のビジネスモデル」

銀行の3大業務は預金、融資、為替であります。融資の元となる資金は預金を使用しますので、預金者保護のため、融資審査は厳しくなります。しかし、現在の低金利情勢により、銀行側の運営も厳しくなっているが実態です。よって、収益化が図れる業務には活発に取り組んでおります。ここでは、そう言った銀行の業務内容から、内情を詳しく解説してくれています。

「銀行員が考えていること」

銀行員もサラリーマンですし、組織ですので、支店長などの上下関係を重視します。ここでは、そのことなどを理解して銀行融資につなげる折衝に役立てれる事について、詳しく解説してくれています。

「銀行のノルマの実態」

銀行の営業成績は3月と9月に締めることが多いのが銀行の実態です。ここでは、銀行のノルマの実態を詳しく解説してくれています。このような実態を把握することで、融資取引の様々な場面で有利な交渉を行うことができます。

「銀行の組織形態による違い」

銀行には様々な組織形態があります。業態の違いにより若干経営方針に違いがでます。営利企業(資金を確実に回収する)、非営利企業(理念を大事にしている)も違いますし、同一銀行の支店ごとの違いもあるます。よって、組織形態の違いにより、自分の状況で対応がちがうので、自分に合った銀行に絞ることが重要であることを詳しく解説してくれています。

第3章「審査」を知る

第3章では審査を知ると言うタイトルで、「融資案件の流れと審査の工程」「判断を左右する審査の3原則」「定量評価と定性評価の違い」「財務や資産を評価する定量評価」「人を見る定性評価」「融資申込書の書き方」「物件探しよりもエリア選定」「審査での人の影響」について、書かれております。

「融資案件の流れと審査の工程」

ここでは融資の申込の流れと銀行での審査の工程を細かく解説してくれています。ここで審査の工程を把握して、支店担当者にしっかり協力して融資に近づけたいですね。

「判断を左右する審査の3原則」

使途、財源、保全の3原則について、詳しく解説してくれています。この3原則がひとつでも欠落していれば審査は通りません。私自身もわかってはいるけど融資を通したいと思うばかりで、3原則をしっかり考え融資に臨んだことはないと思います。3項目との重要な要素ですので、常に頭にいれておきたいです。

「定量評価と定性評価の違い」

審査には定量評価と定性評価という2つの判断基準があります。これは審査の3原則とはまたちがう角度から解説になります。

「財務や資産を評価する定量評価」

数値化できる評価が定量評価といいます。返済比率、保全率、積算評価、保有資産、銀行の掛けるストレス、があるなど定量評価について詳しく解説してくれています。

「人を見る定性評価」

定性評価は数字に表れない部分を評価します。何のために不動産賃貸業を経営しているのか?事業への熱意はあるのか?経営者の自覚はあるのか?などの人物像などを見ていること等を詳しく解説してくれています。

「融資申込書の書き方」

融資の申し込みにあたっては申込書類の持込や面談などのプロセスを経ることがほとんどです。このプロセスで気を付けるべきポイントが多くあります。ここでは自作の申込書をなぜ作るのかなどを詳しく解説してくれています。

「物件探しよりもエリア選定」

銀行審査における重要な要素は「エリア選定」です。ここではエリアを絞った結果、何が起こるかを詳しく解説してくれています。私自身もエリアはあまり気にしておりませんでしたが、エリアの重要性に気付くことができました。

「審査での人の影響」

銀行審査で人の影響は少なからずあります。銀行員も人間です。審査結果を出すのは、最終的には人です。ここでは人の影響で融資に影響が出るかを詳しく解説してくれています。



第4章「融資先管理」を知る

第4章では融資先管理を知ると言うタイトルで、「プロパー融資の真骨頂、融資の継続」「銀行の財務分析の基本」「銀行の財務分析における例外」「格付に関わる債務償還年数」「取引先利益を実効金利」「融資を継続するための決算書の整え方」「決算説明のススメ」について、書かれております。

「プロパー融資の真骨頂、融資の継続」

ここでは、この書籍の最終目的プロパー融資について詳しく解説してくれています。継続して融資を受けるためには、銀行側の取引先の評価基準を理解することが重要です、しっかり把握して融資に近づけたいですね。

「銀行の財務分析の基本」

ここでは、法人の決算書で銀行の財務分析の基本においてや、自己資本比率や債務超過などについてを詳しく解説してくれています。

「銀行の財務分析における例外」

銀行の財務分析では、銀行の判断によって例外項目があります。身内からの借入をどのように扱うか、エリア外の不動産資産の評価について詳しく解説してくれています。

「格付に関わる債務償還年数」

ここでは債務償還年数について、詳しく解説してくれています。債務償還数を短縮して黒字化することにより、格付けがよくなり融資を受けやすくなります。

「取引先利益を実効金利」

取引先利益と実効金利の2つの指標は銀行の収益性を求める際に使われる指標であり融資戦略においても重要な指標となります。ここでは取引先利益と実効金利を整えることにより新規融資を受けたり、有利な金利条件を勝ち取ったりできる可能性が上がることを詳しく解説してくれています。

「融資を継続するための決算書の整え方」

決算書には債務償還年数のように数字で結果が表れる分野もあれば、銀行員や審査役がどう感じるか?を予想して整える分野もあります。ここでは債務超過を回避して、債務償還年数を短縮してある程度の納税は覚悟し、決算書を整えるやりかたを詳しく解説してくれています。

「決算説明のススメ」

ここでは銀行への決算説明の重要性を解説してくれています。実際に決算書を整えた方は、自身の決算書についての理解が深まり説明できます。経営者が自身の会社の決算書を理解し説明できれば、銀行からの評価アップにもつながります。

第5章 著者の物件購入記

第5章では著者の物件購入記と言うタイトルで、「なぜ不動産を始めたのか」「1物件目から6物件目までの購入内容」について、書かれております。

「なぜ不動産を始めたのか」

ここでは、半沢大家さんがどのように不動産投資に出会い、購入していくかを詳しく解説してくれています。

「1物件目から6物件目までの購入内容」

ここでは、半沢大家さんが1物件目から6物件目までのスペック、融資戦略、購入経緯などを詳しく解説してくれています。

ここでは実際に購入した物件について、詳しく解説してくれておりますので、かなり参考になりました。初心者では考えもしない融資戦略や方法が書かれております。

第6章 不動産投資家たちの融資戦略

第6章では不動産投資家たちの融資戦略と言うタイトルで、大家の友人の物件購入記について、書かれております。

「大家の友人の物件購入記」

ここでは、半沢大家さんの友人である、上州大家なおさん、クサカベさん、林さんの3名の融資戦略について、詳しく解説してくれています。3名ともすばらしい実績と経験を持たれており、大変に参考になりました。

まとめ

この書籍は不動産投資家と銀行の思考の差を埋めることを目標に執筆されたそうです。融資戦略について、ここまで詳しく解説いている書籍はないと思います。大変に参考になります。自分自身も不動産投資を数年やってきて、物件を銀行に持っていくのではなく、銀行の審査基準にあった物件を銀行に持っていくことが、融資の受けるためには重要だと思っておりましたが、より詳しく銀行の融資審査の評価内容を解説頂いたので、今後に役立ちます。

ここまで、この書籍の流れをざっくりと解説させて頂きました。すこしネタバレ要素も含まれ半沢大家さんに指摘されるかもしれません。そのときはこのブログは消すしかないです。ここまで読んで頂いた方には必ず半沢大家さんの銀行員だった大家が教える!不動産投資融資戦略バイブルを読んでみてください。

不動産投資の初心者が読むべきおすすめ本6選! 不動産投資の本はいろいろ出版されております。たくさん本があってどれを読めばいいのかわからない!あまり勉強にならない本を買...